10月23日、地震発生後私は、消防分団長より連絡を受け中条病院へと向かった。そこには、入院患者救援の為、看護師をはじめ地元消防団員及び消防団OBが避難誘導を行っていた。避難場所へ患者を降ろし空のストレッチャーを次ぎの移送を待つ人の所へと回送している途中であった。病院内は自家発電が稼働しており照明はとれていた。移送を待つ人がロビーに集められている。どの顔も不安げではあるが落ち着いているのには驚いた。夜勤勤務帯という職員の少ない中で、一人のけが人もなく誘導出来た事は病院職員の判断と動きが良かった事と、駆けつけてくれた地域消防団員約20名の働きだったと感じます。
病院職員の中にも私同様消防団員が数名おり、病院と消防団のパイプ役となっている。
それにも増して自分たちや家族がいつもお世話になっている地域の身近な医療の拠点であるという概念が心の中にあったから団員が一丸となって中条病院を守ろうと動いたのではないだろうか。
|