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希望を抱き続けて
 10月23日、いままでに経験したことの無い激しい揺れに、「当院は大丈夫!」と確認し、ほっと息をついたものの、「他の病院は?」大きな不安に包まれた。翌24日魚沼病院が大きな被害を受けていることを知り、当院の医師二名看護師四名他、「何か少しでも手伝いたい」と何とか駆けつけた。そこは、言葉にならない光景であった。即座に、入院患者様の受け入れ準備を整え、九名の受け入れを行った。
 また、中央綜合病院の透析が大きな被害を受けていることを知り、当院の透析は、急遽24日の日曜日に繰り上げて、25日から中央綜合病院の患者様66名を受け入れる体制を整えた。
 ところが、27日の大きな余震により、栃尾郷病院が大きなダメージを受けたことを知り、20名余の患者様を受け入れる事となった。もちろん、病室は満床。上村院長の号令の下、病棟は病床を詰めて空床を確保。講義室に有るだけのベッドと布団を用意して、臨時病室を作り看護師を配置して受け入れを行った。その時の職員の協力体制と素早さには目をみはるものがあった。
 職員は口々に、「7・13水害の時は、助けて貰った。依頼する大変さが解るから、受け入れる事はなんでもないよね。頑張ろう」とつぶやきながら。
三条総合病院(看護師)佐藤量子
希望を抱き続けて
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患者移送の報告
 10月27日、夜21時30分頃栃尾郷病院から患者20人受け入れ、全員無事入院することができました。高速道路を14台の救急車が連なって来ましたので、周辺住民の驚きは計り知る事はできませんが、当院に何がおきたのだと今日の話題になっていることは間違いないでしょう。
 移送された方々も何が起きているのか、不思議に思いながら車に揺られて来たことと思います。状態の全くわからない方々が来られるという事でしたが、給食も20人分用意し待たせていただき、必要とされる方には栄養科の協力によりあたたかい食事を提供することができました。
 私ごとではありますが、昨日魚沼病院において震度5の余震を体験してまいりました。かなり恐い体験でした。魚沼病院へ向かう時見た家が帰る時には形が変わっており地震の恐ろしさを目の当たりにしました。
豊栄病院(看護師) 豊栄支部支部長 畠山一栄
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