柏崎総合医療センターの放射線科ではMRI(磁気共鳴断層撮影装置)更新に伴い、二月九日から新しい装置で検査を行っています=写真。

 最大の特徴は従来の装置が直径六十aだったのに対し、新機種は七十一aと広くなっていることです。

 患者さんがMRI検査をためらう理由のひとつに閉所による不安がありますが、大径口により閉塞感や不安感の軽減につながり、検査体位なども柔軟にとる事が可能になり、安心して検査を受けていただけます。

 また、開口径を拡大しながらも高い磁場均一性による高画質の確保や騒音の低減、従来の装置より検査時間の短縮をすることが可能になりました。

 他にも装置導入の改修工事により、検査前室にも手すり付の更衣室などを設け患者さんに優しい環境を提供することができています。

 今後は、以前の装置で行えなかった検査などにも力を入れ、画像診断の向上に繋がるよう努力していきます。

柏崎総合医療センター 放射線技師 舟波貴弘