春、四月は進級・進学・就職・新職場、と新しい環境で新年度を迎える方が多い月です。また、期待と不安を持ちながら新しい環境に胸躍らせ頑張っている方も多い月でもあります。そんなあなたにお伺いします。

 頑張り過ぎていませんか? 心の疲れになっていませんか?

 ゴールデンウイークを過ぎての身体の不調は「五月病」かもしれません。

・気分が落ち込む
・やる気がでない
・不安感がある
・焦りがある
・夜、眠れない
・疲れがとれない

などの症状はありませんか?

 このような症状があるようなら、この辺で一呼吸おいてみませんか?

 身体の疲れだけでなく、自分自身の心の声にも耳を傾けてみましょう。

Q.五月病の由来は?
 一般的に新入社員や新大学生にしばしば見られる体調の変化で、ゴールデンウイーク明け頃から精神的な症状(抑うつ的な訴え)が出現することから、このように呼ばれます。

Q.原因は?
 新しい環境に適応できないことや適応しようと無理に頑張りすぎることで、うつ病に似た症状がでます。

Q.予防・対応策は?
 @ストレスを溜めないよう心がけましょう。
 ただし、ストレスを完全に無くすことは難しいので、気分転換などを行い、気持ちの切り替えがうまくできるように上手に付き合っていきましょう。「思い切って短時間でも自分だけの時間を作る」、「音楽を聴く」でも良いので、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
 A十分に休養を取り、食事・睡眠・気分転換に気をつけ、規則正しい生活を心がけましょう。
 B対策としての食事やアルコールに頼りすぎることは、別の問題を引き起こす恐れがありますので注意が必要です。

Q.受診は?
 五月病は、環境に慣れることで症状が軽くなるのが一般的ですが、長引くようでしたら一度病院への受診をお勧めします。
 中条第二病院 看護師 小野 正司