ロタウイルス胃腸炎は、激しい下痢や嘔吐によって脱水を起こしやすく、最も重症化しやすい乳幼児の胃腸炎と言われています。

 日本では毎年、120万人が発症し、そのうち8万人近くがロタウイルス胃腸炎のために入院しています。また、ロタウイルスはインフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、小児の脳炎・脳症の原因です。

 ロタウイルス自体に効く薬はなく、ロタウイルス胃腸炎にかかってしまった場合は、こまめな水分補給で脱水を防ぎ、自然に治っていくのを待つしかありません。
 感染力が強く、重症化しやすいロタウイルス胃腸炎から小さな赤ちゃんを守るためには、ワクチン接種が有効です。

☆接種時期 : 生後6週〜24週まで
☆接種回数 : 2回(4週間あける)
☆費用 : 一回13650円
☆接種方法

 経口摂取(飲むワクチン)で甘いシロップ状
 乳児期は他にも重要な予防接種が数多くあります。適切な時期に効率よく予防接種を受けられるように、魚沼病院では「同時接種」をお勧めしています。


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魚沼病院  看護師 目崎 友美