佐渡看護専門学校も現在の佐渡総合病院裏手に移転新築し、9月1日から新校舎に移転します。

 これに伴い同学校では、4月6日に40人の入学生を迎えました。10人の増員は校舎が狭く感じられます。入学生のうち、男子学生は12人と看護師を目指す男性が多くなり頼もしく感じられます。また、社会人入学をされた方は15人で、大学を卒業された方や種々の社会経験をされた方もいて「看護師として人の役に立ちたい、人と接する仕事がしたい」と目的意識をはっきり持って入学してきています。クラス全体が学習への意欲が高まっています。

 佐渡の高齢化はますます進み、島内にある五つの病院と老健や特養・福祉施設などで、看護師は万年不足の状態です。これからも看護・介護の人材の確保は佐渡においては重要な問題です。地域の医療を担う若者が職業として看護を選び、地域で活躍する看護師を養成する役割は看護教育の歴史を誇る本校の役割と考えています。


  副学校長 内塚幸子