4年越しの願いが叶い、このほど長岡中央綜合病院の化学療法室が増改築されました。
 開設当時は一日の治療件数が10件前後でしたが、次第に20件以上となり午前中からベッドが足りない状態となりました。

 今回の増改築により、ベッドは十八床から30床に増床され、新たに化学療法室の中にサロンを設けて、家族と一緒に談話したり、テレビを観たり本を読んだりしながら順番をお待ち頂けるようになりました。

 さらにサロンの一角に展示コーナーを設け、がん支援センターのパンフレットや自宅での過ごし方のアドバイスなどをそろえています。今後は、ウィッグ(かつら)の見本や口腔ケアの方法など内容を充実させたいと思っています。

 先日、患者さんから「広くなり良くなったけど、看護師さんは忙しくなるばかりで大変だね」と、声を掛けて頂きました。最近では一カ月間の件数が四百件以上になり、待ち時間が長くなっていますが、いかに早く開始できるかを最優先に考えています。また、皆さんに安心して治療を受けて頂けるように、安全で確実な看護の提供を心掛けています。

 日常の悩みや治療の副作用の対処方法などもゆっくりお話ができるように、また他の部署と連携を密にし、より良い化学療法室にして行きたいと思っています。
 
   看護師 綿貫恵子