国の政策もあり病院再編が進み、医療の地域格差が生じているのが日本の現状です。県内においても例外でなく、消えゆく病院は少なくありません。そんな中、地域医療を中心に県内医療を守る事を念頭においた新潟県厚生連は、その受け皿としての役割を果たしています。昨年の10月に旧新潟こばり病院を譲り受け、新潟医療センターとして、本年10月には水原郷病院の指定管理者として、それぞれ再建に向けての再スタートをきっています。

 取り分け新潟医療センターは、一年の時を経て大きく生まれ変わりました。最初は看板が換わっただけの病院、待ち時間が長いと思われていたに違いありません。

 しかし、患者さん向けの機関紙「新潟医療センターニュース」などを通じ、病院はどのように生まれ変わりたいのか、今行っている工事は何のためなのか、地域の皆様に理解して頂きながら様々な大型機器やオーダリングシステムの導入、内部改修工事・耐震工事を行いました。

 「奇麗になりましたね」「待ち時間がなくなりましたね」と患者さんから声をかけられます。今後も外来診療部の改築工事も予定されています。地域の皆様にご理解を頂きながら、健康を考える憩いの場を築き上げていきます。


 (記事/大橋)