風邪とインフルエンザはどう違うのですか？

症状の重さと合併症のリスクからインフルエンザは風邪と区別して考えられます。風邪は、様々な病原体が鼻やのど、気管支などに感染しておこる病気の総称でウイルスが関係していますが、全身症状も比較的少ないです。

　一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスという感染力の非常に強いウイルスが原因でおこります。発熱などの症状がとても強い事と全身に感染して肺炎、脳炎、心筋梗塞など重い合併症をおこして死に至らしめる事もあるので、風邪と区別する病気と考えられます。

なぜ、毎年インフルエンザワクチンを接種する必要があるのですか？

ワクチンの持続時間はおおむね半年程度であるためです。インフルエンザのウイルスは、少しずつ自らの性質を変化させます。そのため毎年新しいワクチンがつくられます。従ってインフルエンザ予防のためにワクチンは毎年接種するようにしましょう。

ワクチンは万全ですか？

ワクチンはあくまでも予防です。接種すればインフルエンザにかからないということではありません。日常での手洗いやうがいをこまめに行う事も大切です。日常生活にも気をくばり元気に冬を乗り越えましょう。
　ワクチン接種は厚生連の各病院で対応していますので、ご確認ください。

　魚沼病院　　看護師・長谷川俊江