新潟医療センターの周辺で、元気に散歩へ出かける園児をよく見かけます。それもそのはず、同病院の敷地内に保育園があるからです。日中勤務はもちろん、夜間勤務のある看護師や女医さんを支援する目的で「ちゅうりっぷ園」が設置されています。過酷な医療現場を支える縁の下の力持ちとして奮闘する園の様子をご紹介いたします。

 園をのぞくと元気に遊び回る子供たちと優しい保育士さんの笑顔が溢れていました。保育士六人、補助員一人にて、なんと三百六十五日、延長保育から夜間保育まで対応しているそうです。園児は0歳児から就学前の園児までが仲良く遊んでいました。

 「けんかも時にはありますが、上の子供が下の子供のお世話をしたり、下の子供は上の子供の真似をする、自然に思いやりの感情が芽生えるなどの相乗効果あるようです」「連日遅くまで勤務しながらも子育ての中、頑張って明るく元気に働いている看護師さん達に感心しています。少しでも子育てのお手伝いをしていけたらと思います」と主任保育士の種村先生が語ってくれました。

 医師・看護師不足が社会問題になっている中、病院を利用される地域の皆様に安心を提供している影には様々な方の支えがあることを痛感した取材でした。

  
  (取材/大橋)