新潟県厚生連には、看護師を養成する中央看護専門学校(長岡市)と佐渡看護専門学校(佐渡市)の二校があります。両校は姉妹校となっています。

 高齢化社会が急速に進展している現在、保健・医療・福祉分野で看護職への期待が高まり、人員の不足が深刻な状況になっています。

 経済が低迷し、大学を卒業したものの、希望の職種や職場への就職が難しい若者が増えている現状で、看護師になりたい、あるいは関心がある方は多いのではないかと思います。

 一口に看護師と言っても、大きく分けて看護師と准看護師に分かれます。両者の主な違いは、准看護師は「医師または看護師の指示なしに業務を行うことができない」という点です。

 また、看護師は認定看護師や専門看護師といった高度な専門資格を取得することも可能となります。

 看護師の資格を取得するには、高等学校を卒業後、法律で定められた養成施設で最低三年以上勉強し、国家試験に合格するのが一般的です。

 看護師を養成する施設は、大学、短期大学、専門学校三年課程があり、設置主体は、国公立、私立などさまざまです。

 教育理念、定員、施設・設備、提携実習施設、学費等学校ごとに特徴がありますので、しっかり調べて選択されることをお勧めします。

 中央看護専門学校では、現在百90人余りの学生が看護師免許を取得して人々の健康の担い手となることを目指し、日々講義に実習にと励んでいます。

 高校を卒業したばかりの者に加え、社会人経験者、男子学生の入学が増えています。こうした学生背景の多様化は学生生活をより豊かなものにしているように感じます。

 同じ目標を持つ学友は、夢を語り合い、助け合い協力し合いながら憧れの看護師に一歩一歩近づいています。

 中央看護専門学校  副学校長 齋藤敬子