平成20年4月から特定保健指導が始まり、厚生連でも各病院で行っています。特定保健指導は、メタボリックシンドローム、またはその可能性のある方に対して行うものです。

 長岡中央綜合病院の中央健診センターでもこの一年間行ってきましたが、ここまで約130人の方が指導を受けておられます。対象の方々は多種多様。海外赴任のために、生活改善状況を写真付のEメールで報告される方。保健指導の電話を心待ちにされている方。途中くじけそうになりつつも最後に成果が出た方。バナナダイエットに挑戦する方…。人の顔が違うように対象の方の数だけそれぞれの減量・健康方法があり、逆に私たちの方がこんな方法もあるのかと驚かされることもしばしばです。

 体重の増減に差はありますが、六カ月経った時に感想を聞くと、「この取り組みにより自分の身体の事を知る機会になり、健康づくりの重要性に気付いた」という方が大半でした。

 特定保健指導プログラムを修了された方には、修了証が贈られます。

 健診にて医師から問題点を指摘されたものの実際どうすればよいのか分からない方、分かってはいるが一人では続かないと心配な方、専門スタッフがあなたと一緒に健康づくりを考え、サポートしていきます。平均寿命は年々上昇していますが、寝たきりでは意味がありません。いつまでもやりたい事ができるよう一緒に頑張りましょう。

 長岡中央綜合病院 管理栄養士 本多光恵