今年一月一日から、7対1の看護体制がスタートしました。4つの病棟において、今までよりずっと看護師の数が増えました。患者さんに安心な看護と快適な療養環境を提供させていただくために、この体制を導入しました。

 県内にある他の16の厚生連病院の協力で、厚生連では、長岡中央綜合病院に続いて二番目の導入です。上越地域にあっては、上越総合病院が初めてです。私たちは地域の皆さんの健康をお守りしたい一心で、この体制を維持・継続していこうと強い絆のもとに頑張ってまいります。

 また、今当院では、昨年から高精度四次元放射線治療装置導入のため、がん放射線治療棟が建設されています。開設は今年四月です=写真。

 この装置の特徴は、まず国産最新鋭であることです。そして、この機器は放射線を正確かつ効率的にがん病巣へピンポイント照射できる能力を持っています。また、さらに画期的なのが、肺呼吸や消化器の働きにより動くがん病巣をリアルタイムで追尾しながら連続的に照射できるということです。このことにより健全な組織への放射線障害を同時に回避でき、患者さんの負担を大きく軽減することが期待できるという優れものです。

 これからも当院は地域の皆さんのため、安心な医療を提供する努力をしてまいります。

 上越総合病院 看護師長 太田紀巳代