2006年度診療報酬改定で盛り込まれた、7対1の看護配置基準を長岡中央綜合病院で9月1日から導入しました。

 7対1看護とは、平均して入院患者さん7人に対して看護師一人が受け持つことを意味します。これまで10対1看護でしたが、7対1看護は現在の看護配置基準では最高となります。昼夜を問わず手厚い看護となるように看護師を配置しています。

 日勤帯では二人から三人増え、夜勤では準夜帯は三人体制から四人体制、深夜帯は全部の病棟が三人体制になりました。

 これまで以上に良質な看護を提供できる体制が整いました。

 導入から3カ月を経過し、患者さんからは「看護師がやさしくなった、話しかけやすくなった」と、看護師はじっくりと患者さんと向き合えて、看護の原点に立ちかえることができたと、効果は見えてきています。

 これを機会にさらなる業務改善に取り組み、安全・安心な看護を提供していきます。より多くの目で見守り、患者さん、ご家族のご要望にこたえられるよう、細やかな心配りを心がけていきたいと思います。

 看護部の理念である「私だったら、私の家族だったらどんな看護を受けたいのかを考えて看護を提供する」のもと、さらに精進していきます。

 
長岡中央綜合病院 看護部長 大桃 啓子