細かく生活習慣を聞く
 メタボリックシンドロームとは、お腹の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常といった生活習慣病の危険因子をあわせ持っている状態のことをいいます。
細かく生活習慣を聞く
 メタボリックシンドローム、またはその予備群と判定された人に対し、特定保健指導を実施するというもので、40歳〜74歳の方が対象になります。この健診はお腹周りを測定するところが特徴で、男性85センチ、女性90センチ以上で内臓脂肪型肥満の可能性があると判断できます。

 また、この健診によってメタボと判定された方は特定保健指導を受けることができます。


細かく生活習慣を聞く
 保健指導が必要と判断された方は、リスクに応じて情報提供、動機付け支援、積極的支援の三つのレベルに分けられ、食事や運動などの生活習慣を改善することによってメタボリックシンドロームの改善を図ります。

細かく生活習慣を聞く
 保健指導の内容は、指導対象者本人が何カ月で何キロ体重を落とすかという減量目標を立て、その目標を達成させるために食事や運動の計画を立てて生活改善していきます。まずは日頃の自分の生活を振り返ることで、太る原因や問題に気付くことが大切になります。

 当院の健診センターにおいても、夏頃から本格的に特定保健指導が始まりました。保健指導は、対象者の方の生活状況を聞き取り、生活習慣のどこに問題があるのか、どのように改善できるのかについて検討し、スタッフ一同が応援していきます。


 上越総合病院  管理栄養士 佐藤 瑞穂