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小児ぜんそくで身体が弱く、医者通いが絶えませんでした。生まれも育ちも柏崎ですから、郡病院にも二回くらい入院しています。お薬を飲んだり、点滴したり、吸入したりすると難儀かった身体が楽になるーこれは子供心にも「お医者さんってすごいなあ」と思わずにはいられませんでした。
高校生になって、当時・鳥取赤十字病院内科の徳永進先生が書いた「臨床に吹く風」という本を読みました。徳永先生がいろいろな機器や薬を駆使して地方の一般病院で、それが最新の治療ではないけれど一生懸命な治療をしつつ、患者さんとの人間的なつながりも大切にしている日常診療風景に感動し、医学部を受験することを決心しました。
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消化器内科が専門です。主に肝臓・胆嚢・膵臓・胃腸の病気を担当しております。大学院では「放射線誘発マウス胸腺リンパ腫のがん感受性遺伝子」について機能解析の研究をしていました。ですからネズミのお世話も得意です。もちろん、現在は人間の病気が専門ですのでご安心下さい。
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他の先生方と同様、午前中は病棟回診や平日に残った仕事をやりに病院へ出勤します。午後から家に帰ると三歳の長女と六カ月の長男を連れて近くの公園まで散歩したり、海岸とかに連れて行ったりしています。その遊んでいる最中に僕へ病院からの呼び出しがあったりする光景を三歳の娘がよく見ているようで、「あーもしもし。はい、はい、○○さん具合悪いの?じゃあこれから行きます」とかいいながらおもちゃの携帯電話で話して遊んでいるのを見たときには、ひっくりかえりました。
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「昼寝」と「読書」「鉄道(いわゆる鉄ちゃん)」が趣味です。小説・ノンフィクション、時刻表から医学書まで幅広く活字だったら何でも読みます。
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(取材/本間) |
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