佐渡総合病院の地域医療連携室は、地域保健福祉センターの中で医療に関わる部門として、平成18年8月に設置されました。
主な業務は、ほかの医療機関や福祉施設との情報交換で、当院への診察・検査の予約や当院から他の医療機関・施設への紹介・問い合わせの窓口となっています。
具体的には、皆様のかかりつけの医師が病院での専門的検査・治療が必要と判断されたとき、地域医療連携室を通じて紹介してもらいます。検査・治療が一段落したら、今度は逆に病院での診療情報をかかりつけの医師に提供します。
地域医療連携室経由での当院への紹介による患者さんのメリットは、事前に紹介目的・病状経過が把握できるため、前もって検査予約等が可能で、当日の診断・治療がスムーズになり待ち時間の短縮になることです。当院から他医療機関への紹介でも同様、特に島外医療機関への受診に際しては、当院受診日に紹介先の病院の予約が可能な場合もあり、様々な(身体的・時間的・経済的)軽減が図られます。
あらゆる制約を受ける離島、特に最も大切な命に関わる医療において、地域連携は必要不可欠です。限られた医療機器を有効的に活用し、限られた医療スタッフが最大限の力を発揮して、地域の皆様が安心して医療サービスの提供が受けられるように機能する連携室であることに努めます。
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