　子供は大人のように薬を上手に服用できません。チョットしたコツが必要です。

　①かるく振って中身を均一にします。
　②指示にしたがってきちんと計量カップ等で測ります。
　③乳児にはスプーンやスポイトなどで頬の内側に落として少しずつ飲ませ、口直しに水やぬるま湯を飲ませます。

　シロップ剤と粉薬が処方された場合、混ぜてよいか薬剤師にあらかじめ確認しましょう。
　使った計量カップ等はきれいに洗っておきましょう。

　①少量の水で口の中をうるおします。
　②粉薬を口の中に入れます。
　③コップ一杯の水またはぬるま湯を飲ませます。

　粉薬をそのまま与えると味を嫌ったり、むせてしまって、うまく飲めない場合は少量の水、ぬるま湯などで練り、頬の内側や上あごにこすり付けて飲ませます。また適量の水、ぬるま湯でとかし、スプーンやスポイトで少量ずつ、なるべく口の奥に流し込みます。

　シロップ剤は冷蔵庫に粉薬は湿気の少ない箱などに置きましょう。またその時の状態や成長で薬の量や中身が異なることがあるので、余っていた薬を使うのは医師などに相談してからにしましょう。

　発赤、じんましん、元気がない、ふるえなどいつもと違う様子がみられた時は、できるだけ早く医師や薬剤師に相談しましょう。
　

豊栄病院　　　薬剤師　赤塚　孝宏