

長野県長野市です。物心ついてから地元を飛び出したくて困っていました。今では新潟の方が長くなりました。

ある方面から「中条を何とか」という依頼がありました。大学からは「中条病院は外科の関連病院ではないのに」とお叱りを頂き、外科の関連病院のお勧めを頂いたのですが、「厚生連にも世話になったし」と、また、一番大きな要素はスムーズなレールより大変なところの方がモチベーションが上がると思い中条病院を引き受けました。

一般的な外科診療に加えて内視鏡、特に大腸内視鏡に力を入れています。疫学的に大腸がんが増えるのは明瞭であることと、私自身、大学では外科の大腸グループだったからです。一般的に大腸内視鏡は難儀で大変といったイメージがありますので、それを取り払っていきたいと思っています。しかし、「大変ではありません」と言っても漠然として具体性がないので、私は「検査自体は胃カメラよりも楽」と言うことを基本的なコンセプトとして説明しています。　開業の先生方も大腸内視鏡を結構されていますが、病院というのは一つのメリットがあります。高齢者、あるいは心身に障害のある方々には外来ではなかなか十分な下準備（腸管洗浄）ができないことがあります。前日または前々日に入院してもらうことで、スタッフの目の届く中で下準備ができるということです。

今まで通り、大学とまた地域の医師会の先生方と親しくコンタクトをとり、緊密な病診連携をはかっていきたいと思っています。特に外科的治療にはこだわりませんし、実際、紹介頂く患者さんも加齢による様々な障害といった方々が多いです。

子供は手を離れ、現在妻とワンコ二匹です。ちなみに犬種は日本スピッツとマルチーズです。

休みの日に天気が良いと外へ出掛けたくなります。この辺りですと、秋山郷、清津峡、竜ヶ窪、松之山など。すばらしい自然に接することができますので。

平凡ながら本を読んだり運動したりです。特に運動は剣道です。今、住んでいるところが市の体育館のすぐ近くですので、今度はピンポンでもやろうかなと思っています。
（取材／丸山）

患者さんや家族の話を親身に聴いてくださるのはもちろん、私たちの意見にも耳を傾けて下さいます。とてもまじめに診療をする半面、時々ユーモアのある冗談で雰囲気を和ませてくれる先生です。