外科医師として、多忙な毎日を過ごしている松岡先生に、仕事のことや本紙4月号で紹介したはじめ君(障害犬)の話をお聞きしました。
NSTとは
 東京都出身です。現在両親は青梅市というところに住んでいます。

 子供の頃は喘息やアトピーに苦しみました。当時はまだ湿疹と言われていましたが、お尻に注射されたことや、煎じ薬を飲まされたのを覚えています。それでも水泳や野球をしているうちに体力がつくようになりました。両親で自営業をしていたのでさびしい思いはしました。

NSTとは
 私は、京都大学薬学部を卒業して、東京の製薬会社に勤めていました。営業や開発などの仕事はやりがいはありましたが、なにか満たされないものがありました。仕事上、医師と接することも多かったですが、奮闘する老医師の番組をテレビでみて心が動かされたのがきっかけとなりました。医学部は富山医科薬科大学を卒業しました。

NSTとは
 学生のころから地域医療にたずさわりたいと思っていましたが、緊急手術が必要なときにできるようになりたいと思いました。十年ほど遅れて医師になりましたので体力的に不安がありましたが、逆に今しかできないと思い、外科を選びました。いまは外科を選んでよかったと思っています。

NSTとは
 やはり、なるべく言葉をえらんで話すことでしょうか。自分より目上の患者さんが多いですし、社会人として接することが大切と思っています。医師と患者という関係はごく一部ですので、その方の人生を尊重できるようにしたいです。それと、先輩方から教わったように、自分の親だと思って医療をするように心がけることです。

NSTとは
 はじめはうちの13歳の犬のことです。屋根から落ちて脊損になっているので、車椅子で散歩しています。もともとは家内の実家で飼っていたので、じつは私はまだ噛まれてしまいます。それでも帰宅時には、なついてきますので嬉しいものです。家にいるときは、ふたりとも同じ様な格好でグデっとしています。今は、家内の実家にいます。

(取材/小島)
NSTとは
 松岡先生は、平成18年4月から当院外科に勤務されています。いつも笑顔で、親切、ていねいに患者さんに接しています。ときには、そのていねいさが裏目に出て、診察が遅れに遅れることがありますが、とても気さくな先生です。