高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は単独ではなく、互いに関連して発症すること、さらには、経度の段階でも、生活習慣病の危険因子が重なると動脈硬化が急速に進行することが明らかになりました。そして、これらの生活習慣病を引き起こす大きな要因が、おなかの周りにつく脂肪、内臓脂肪の蓄積であることがわかってきました。
内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、脂質異常、高血糖を二つ以上持っている状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
メタボリックシンドロームの状態は、自覚症状がありません。そのまま放っておくと動脈硬化が急速に進行し、命にかかわる心臓病(虚血生心疾患)や脳卒中などを発症する危険性が高くなります。
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