　長野県長野市の出身です。善光寺が近くにあります。

　小学校の頃は普通のおとなしい、あまり目立たない子供でした。
　高校時代は応援団に所属していました。そのため野球などの試合があると応援に駆け付けていました。一年中応援の振り付けや走ったり腕立てなどの筋力トレーニングをしていました。

　成績はいいと言うわけではなかった。誰でもそうでしょうけど興味のあるのは好きになってやっていました。だけど勉強自体はそれほど好きではなかったと思います。

　もともと歯科医になろうとは思ってなかったのですよ。理系でしたので漠然と工学部を目指していました。
　浪人していたのですがその時の友達がたまたま歯科医だったのが影響しているのかも知れません。あるときふっと工学部を卒業すると就職活動しなければならないが、医師なら就職活動がないからいいかなと思い歯科医を目指しました。

　大学時代も含めて新潟に来て十六―七年になりますが、佐渡に滞在するのは初めてです。
　仕事を続けていくにつれ何か考え方などが佐渡独特のものがあるような気がします。何か一つの国みたいだな、佐渡国という感じかな。大学でやっていた頃と違って、患者の求めるものも違う。応急処置的なものが多く、「ここだけ治してくれんか」みたいのが多いように感じます。

佐渡百選にあるような有名な所は見てまわりました。
　あと夏に行われるアースセレブレーションで初めて鼓童を知ったのですが、とても感動しました。あれは毎年行きたくなりますね。

歯科なので必ず削ったりとかの処置が入るので痛い思いをさせないように、また危険な場面もありますので怪我などさせないようにしています。
　自分としては患者さんの訴えをよく聞き、第一に考えて治療することを心掛けています。

　物静かで、患者さん思いの、とても優しい先生です。先生の専門は口腔外科で
すが、保存・保綴（ほてつ）の分野にも優れ、繊細で緻密という印象です。
　先生の任期は一年ですが、できるだけ長く佐渡にいてほしいとスタッフの間で
話しています。