風邪だとばかり思っていました。近くのかかりつけのお医者様に行っても一向に良くならず、体の状態が悪化し、上越総合病院に受診しました。 検査すると「ギランバレー症候群」という10万人に一人の難病と診断されました。
突然言われた病名に「これからどうなってしまうのだろうか?」「いつになったら体が動くようになるのだろうか?」と私をはじめ家族全員が不安に陥りました。
その後、68歳で初めての入院生活が始まりました。手足に力が入らなくなり、痺れて動かない。顔面麻痺にもなりました。呼吸をするために喉のあたりに穴を開けられました。もちろん食事も最初は食べる事ができず、経管栄養剤を入れていました。毎日が不安でいっぱいでした
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神奈川に住む娘にも仕事を休んで来てもらい、家族も片道一時間の道のりを毎日病院に来て看病してくれました。私の大きな心の支えでした。
少ししてからリハビリが始まりました。日常生活の動作ができるように一年間、一生懸命頑張りました。食事も最後は、好きな物を食べられる様にまでなりました。
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