気温・温度ともに上昇する梅雨時から真夏にかけて、耳にすることが多くなる言葉のひとつである「食中毒」。食中毒の原因である細菌は、毎日使うキッチンに多く潜んでいます。そして、食品や、私たちの手そのものにも…。清潔を常に心掛け、食中毒の発生を防ぎましょう!
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○しっかり手を洗う
調理を始める前には、必ず手をしっかり洗いましょう。指先から手首まで、手全体を石鹸を使って洗います。そしてすすぎをしっかりとして、きれいなタオルで手を拭きます。また、途中で調理を中断したときや、肉・魚・卵を触った後も、その都度手を洗いましょう。
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○キッチン用品は洗浄・除菌
包丁やまな板は食材が変わる度に、すぐに・すばやく・しっかり洗ってから次の調理に使います。包丁は柄の部分も忘れずに洗いましょう。包丁・まな板・布巾など食べ物に直接触れるものやスポンジは、使用後、熱湯で消毒したり、塩素系漂白剤でしっかり除菌するようにしましょう。
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○十分に加熱する
肉・魚介・卵などを調理するときは十分加熱して、中までしっかりと火を通すようにします。ハンバーグやメンチカツなど中心部まで火が通りにくい挽肉料理は要注意です。冷凍食品は規定の加熱時間をしっかり守りましょう。
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○冷蔵庫で保存
できあがった料理を室温に置いたままにしたり、食べ残った食品を放置しておくのはやめましょう。清潔な容器に入れて、蓋をして、冷蔵庫・冷凍庫で保存します。ただし、冷蔵庫を過信するのは禁物です。作った料理はできるだけ早くその時に食べ切るようにしましょう。必要以上に作り過ぎないようにする事も大切です。
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中条病院 管理栄養士 小見多佳子 |
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