現在、日本人の約二五%が花粉症で、もはや国民病とも言われています。くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気ですが、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。 

 日本では、スギ、ヒノキ、ブタクサなど約六十種類の植物により花粉症を引き起こすと報告されています。

 自分の花粉症が何で起こるのかを知ることと、なるべく花粉が体内に入ってこないように工夫や注意が大切です。

 
予防対策
  @花粉情報をテレビやネットでチェック。
  A花粉の飛散の多い日は外出を控えめに。
  B帽子、めがね、マスク、マフラーを身につけ外出。
  C衣服についた花粉は玄関ではらい、持ち込まない努力。
  Dドア、窓はこまめに閉める。
  E帰宅後は洗顔や手洗い、うがいを習慣づける。
  F外に干した洗濯物、布団は花粉をはらい落としましょう。
  G掃除はこまめに、きれいな室内はダニアレルギー対策。
 

 毎年、花粉症でつらい思いをしている方は、症状が出る前、軽いうちから治療を開始することをお勧めします。

 花粉症の症状はひとそれぞれ違います。一回の注射や食べ物で軽減されるものではありません。

 花粉症治療のほとんどが薬物療法ですが、自分の病気、症状、治療のことを含めて、早めに受診して医師に相談しながら治療を始めましょう。

 年を重ねると免疫力、抵抗力が弱ってきます。日頃の食習慣や運動習慣を見直して花粉の入らない身体をつくりましょう。

 
長岡中央綜合病院  看護師 本間ひろこ