25年前、私は市の検診で「心臓に異常があるので、病院で調べてもらうように」とのことで、病院に受診しました。検査の結果は不整脈でした。それも生きているのが不思議なくらいだと言われました。それから入院し、どの薬が不整脈に効くのか探してもらいましたが合う薬がなく、長岡の病院で心臓のカテーテル検査をしてもらうことになりました。カテーテル検査の結果も合う薬がなく、このまま経過を見て行きましょうとのことでした。 その後、私は今もこの通りピンピンしています。当時は、この不整脈がいつ牙をむいてくるか、不安で落ち込んだりもしましたが、「人間、生命の終わりは遅かれ早かれ、誰にでも平等に訪れるもの。クヨクヨしていても仕方がない、今まで通りやっていこう! 興味を持ってやりたいことはやってみよう!」と思うようにしました。
今は、患者会のよつば会に入会して、会員の皆さんと一緒にお花見会や茶話会、他のブロックの患者会の皆さんとの交流会に参加して、楽しく過ごしています。そしてもうひとつ、サッカーJ1アルビレックス新潟の応援に、シーズンパスを胸に掲げ、ホームのビッグスワンスタジアムへ、ホームゲームの行われる日は毎試合必ず応援に行っています。時にはアウェーへも応援に行ったりしています。
よつば会もアルビレックス新潟も、私を元気にしてくれます。どちらも多くの人と出会うことができます。よつば会ではいろいろな人が、いろいろな悩みや不安を持っている、自分だけではない、お互い助け合って乗り越えていこうという気持ちになります。ビッグスワンに行けば、同じクラブを応援するサポーター同志、悔しがったり、ハイタッチをして喜んだり。 一生懸命頑張っている選手たちの姿を見て、私も頑張る、皆さんと一緒に選手たちの後押しになるように応援しよう、という気持ちになります。 私にクヨクヨしている時間を与えずに、元気にしてくれます。よつば会やその他ブロックの患者会の皆さん、アルビレックス新潟とそのサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。
わたしのモットーは、「溜息をつかない、落ち込んでしまうから」「クヨクヨはしない、心が殻に閉じこもって硬くなってしまうから」「後ろや下を向かない、周りが見えなくなって前へ進めなくなってしまうから」―です。とにかく前向きに行こう。
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