平成21年10月、旧栃尾郷病院は機能変更を行い、栃尾郷診療所(一般病床19床)に併設した介護老人保健施設とちお(介護80床)を開設しました。

 療養型のため、経管栄養やタンの吸引を必要とする方が多く入所され、車いすの利用者は常に80%を超え、食事の全介助は20人近くになります。

 食事をする方は全員食堂にお連れするので、車いすへの移乗は50人以上、歩ける方も認知症や骨折治療後で見守りが必要となります。

 開設一年を経て現状を見ますと、老健施設は寝たきりにさせず、重度の障害がある方でもリクライニング車いすに移乗しレクリエーション参加を勧めることで、経管栄養から経口摂取になった方が何人もいます。ベッドから離れて身体を起こすことの重要性を改めて実感しています。

 苦心していることは、レクリエーションの内容を工夫することです。日中の業務は多忙のため、準備は夜勤が落ち着いているときにしています。

 また、休日に打ち合わせに来て買い物をするなど、介護員と看護師が協力して仲良く働いています。

 建物は古いですが、スタッフで選ばれる老健を目指して、施設長中心に老健スタッフ一同で、日夜頑張っています。

 
看護師長 斎藤 弘子