私は週一回、時間の都合がついた時に佐渡総合病院で「病院ボランティア」をさせてもらっています。内容は、患者さん達の洗髪です(ホームヘルパーの資格を持っています)。
そもそものきっかけは、5年前の入院経験からでした。
夕食後、右脇腹が痛み出し、それに伴って嘔吐と下痢の繰り返しとなり、ついには救急車で病院へ行くことに。車には自力で乗り込み、救急隊員の質問にも最初は答えていたのですが、痛みのためでしょうか、スーッと意識がなくなり、気がついた時は病院に到着。そのまま入院となってしまいました。
診断は「胆石による急性胆嚢炎」。CRP(C反応性タンパク)値が異常に高く、炎症がかなりひどかったのです。主治医いわく、「胆嚢がグチャグチャです」。
2週間の入院生活。仕事が溜まっていたので、それを整理するために無理を言っていったん退院。1カ月後にMRI検査をして、手術ということでした。ところが、MRI検査をした翌日に、またもや発作のため2度目の入院。この時は胆石が総胆管に落ちてしまい、バルーン手術で、無事排石できました。
この時の看護師さん達の気遣いが、とてもうれしかったのです。術後、安静にしていなければいけないのに、ベッドでの排泄がどうしてもできず、主治医になんとかお願いして、トイレに車いすで連れていってもらったのです。それからなんと言っても、洗髪のお誘いです。入浴ができないので、この声掛けに、こちらからお願いすることも。それから一カ月後に胆嚢除去手術をし、現在の活動を始めたのです。
「気持ち良かった」この言葉の共感があるので、今後も続けたいと思っています。入院経験から、「口から食べられる幸せ」「歩ける幸せ」など、いろいろ実感し、今日元気で過ごせることに感謝の日々です。先生、看護師さん、その他のスタッフの方々、家族や友人達に御礼申し上げます。
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