発病からもうすぐ2年。自分の人生が大きく変わってしまった。

 新潟国体の相撲会場となっていた村上市山北地区。自分も楽しみにしていた。元寺尾関が地元に来て、講演をしてくれた。その帰りに発病。脳出血だった。約2週間生死をさまよい、なんとか生き延びた。約2カ月間村上総合病院で過ごした。入院中のことは、あまり覚えていない。それから新潟の病院で6カ月間世話になり、やっと家に戻れた。

 リハビリの苦しい体験もどうにか過ごした。

 今家でできることは、朝の体操。なかなか思うように体は動いてくれない。無理せず、毎日ゆっくりと毎日行っている。天気の良い日は、散歩を欠かさない。午前中は、川を目標に約一時間ゆっくりと歩く。午後は、海の方に時間をかけてゆっくりと歩く。声をかけてくれる人が多くいる。「頑張れよ!」の声が大変うれしい。

 みんなの迷惑にならないように、頑張って歩いている。やはり、外に出ての動きは自分にも刺激になるし、楽しい時間だ。みなさんが優しく見守ってくれる。それが一番の励みになる。本当にありがたい。

 一番支えてくれるのは、妻・子供・母。これからもよろしく。

 今自分は生きている。みんなの足手まといにならないよう、自分でも頑張っている。少しずつ体が良くなっているように思える。今自分は、右半身に障害をかかえている。

 これからも自分の体と向き合って生き続けたい。