私が市の健康診断で糖尿病の疑いがあると診断されたのは、40代後半です。血糖値がかなり高く、病院での精密検査を勧められ、受診すると「食事制限するか、薬を飲むかしないと駄目です」ということになり、とりあえず食事制限を行いました。3カ月ほどで10`ぐらい減量したところ、体型が変わり、服が合わなくなり、自分の姿があまりにもみすぼらしく見えて、食が戻ってしまいました。案の定血糖値が上がり、とうとう薬を飲むことになりました。
それでも体に症状はなく、正直、糖尿病の恐ろしさは感じませんでした。そうこうしているうちに物が見えにくくなり、年のせいかと思っていました。しかし、診断は緑内障だったのです。今から二年前、当時の主治医に「もう限界です。インスリン治療にしましょう。ヘモグロビンA1cが11%を超えています」と言われ、糖尿病専門医に紹介されました。
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