平成19年8月12日、仕事中、高さ六bから転落。
 骨盤骨折、第一腰椎圧迫骨折、左橈骨遠位端骨折、踵骨骨折。左手首を手術しプレートを入れて固定、足首も固定。2カ月間は寝たきりの生活。

 体が少しでも動くと痛く、悲鳴をあげていました。見えるものは、病室の天井、ベッドの周りだけ。何事にも看護師と妻からの世話になり、何にもできないことに辛い思いでした。ベッドで一カ月目から、創外固定のまま左手首のリハビリが始まりました。こんなに痛いものとは思いませんでした。次に歩くリハビリが始まり、これも大変辛く、痛いものでした。

 しかし、毎日が少しずつ変わっていくのが感動でした。「生きていて良かった」と思いました。

 リハビリ科の多くのスタッフの方の力と笑顔に励まされ、歩くこと、座ること、左手も動くようになりました。12月1日に退院。翌年五月中旬に仕事復帰しました。リハビリの通院も週二、週一日になりました。
2回の転倒事故
 頻度も少なくなったと思っている矢先、同年10月8日、仕事中4bの高さから再び転落。病院までの記憶がないのです。検査では、頭は異常なしと言われ安心しましたが、今度は右橈骨遠位端粉砕骨折、左橈骨骨幹部骨折、尺骨遠位端骨折、右6〜8肋骨骨折、左肘部管症候群。手術を3回、手は手術の傷だらけ。

 何事にも看護師と妻からの世話になりました。どうして私にだけ、事故が2回も起きるのかと思う日々。寝るときは痛いこともあり、眠剤を服用していました。

 リハビリは早くから始まりました。創外固定をしたまま、また辛く痛い毎日が続き、いろいろと考える暇がなくなり、リハビリに専念することができました。

 看護師、リハビリのスタッフ、いろいろの方が病室にきて毎日のように、声をかけてくれ、いつも笑顔をみせてくれました。感謝でした。

 2回の転落事故。一度目もまだリハビリ中に。不運な私と思っていましたが、整形外科、主治医、看護師、リハビリのスタッフ。多くの人の笑顔、声を掛けてもらったことが治療の励みになったことに感謝しています。

 現在もまだリハビリ通院は続いています。いつも笑顔で病院に通院して行きたいと思っています。