刈羽郡総合病院の外来棟に11月から絵画が飾られました。これまでよりあたたかで、やすらげる雰囲気になったと診察を待つ患者さんや病院職員に好評です。
飾られている絵画はどれも柏崎市高柳在住の田辺和栄さんの作品です。田辺さんは自由美術協会の会員で、これまで東京中心に発表してきました。
高柳という山間地で生まれ、農業を営みながら土、植物、生物に埋まり、自然と一体になりながらそこから受け取ったものを描いてきました。
病院に絵画が飾られる切っ掛けは、刈羽郡総合病院ではJAの協力により朝市を駐輪場で行っています。田辺さんも出店され、買い物をした職員が、今度行う個展の案内をいただきました。さっそく、個展に行くと、どれもすばらしく心が落ち着く作品ばかりでした。
その話を職員が病院に伝えると、「ぜひ、病院にも飾りたい」ということになり、田辺さんに依頼しました。
「私自身も大病をし、手術を繰り返し、生まれ変わった心境だった。絵はどれも心の内面を表している。病院という場で『やすらぎ』を覚えてくる人がいてくれるのであれば」と展示を快く受けてくれました。
今後も作品は入れ替わる予定です。
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