黄金に実った稲の穂が刈り取られたころ、県内全域にある厚生連病院では病院祭を今年も開きました。1991年ころ、病院は地域に開かれた健康を考える憩いの場であることを念頭に置き、「ひとの思いがかよいあう病院を」合言葉に病院祭をスタートさせました。そして現在は、厚生連16病院のうち、10病院が地域の皆さんとともに病院祭を開いています。そこで楽しく過ごした一日を紹介します。


地域と病院が一丸となって11回      豊栄病院

 地域に親しまれ恒例となった、豊栄病院の病院祭を10月11日に開きました。

 病院祭は11回目で、今年は「楽しく過ごすいきいき豊栄病院〜はじめようメタボ対策」がテーマでした。普段よく口にする食べ物・飲み物のカロリー表示や血圧測定・体脂肪測定などの「ミニ健康チエック」を行い、普段の生活を反省する機会となりました。
 また、舞台では保育園児のかわいい歌声とお遊戯、JA婦人部による民謡、職員による寸劇「水戸黄門」が披露され、今年も大好評でした。

 さらに、フリーマーケット、白衣のプチナース、お祭り喫茶、健康おでんとJA青年部のダーツでお米や野菜をもらおうなど、さまざまな催し物で来院者が楽しみました。  

 患者会の方々の展示作品も力作揃いで見とれている方が多く、毎年展示される患者さん自慢の鉢植えは今年も見事な出来ばえでした。
                                         (取材/畠山)


脳こうそく予防検査が大盛況     けいなん総合病院
 「応援します! あなたの健康〜広げよう思いやりの輪・地域の輪〜」と題し9月27日、けいなん総合病院の第2回病院祭を開きました。

 当日は、妙高山に初雪が降るほどの寒さでしたが、正面玄関前でJA婦人部の丹精込めて作った野菜の販売、勝羅技会による妙高山太鼓の演奏で熱く盛り上がりました。

 院内に入ると同院の華道家の力作がライトアップされ、来院された皆さんを温かく出迎えました。
 医療機器展示コーナーでは、胃カメラや大腸ファイバーの器械を見てもらったり、実際にモニターを付けたりしてもらいました。AEDを使った心肺蘇生では、小・中学生も熱心に指導を受け、小さな経験が大きく役立つこととなりました。

 今回一番人気だったのは、検査科で行った「頚動脈エコー」です。開会宣言前から来院者から予約時間や場所の質問が後を絶たず、四十五人もの方が検査をされました。「ドックにも入ってない項目だから興味あるわねえ〜」と喜びの声を聞くことができました。       (取材/樗澤)