ブラッシングのポイント
ブラッシングのポイント
 歯磨きは虫歯予防の基本です。磨いているつもりでも、実際隅々まできれいに磨けていないことがあります。特に歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の外側・内側は歯垢がつきやすく磨きにくい場所でもあるので、意識して丁寧に磨きましょう。


●歯ブラシ
 歯ブラシはナイロンの毛で小さめのヘッドをお勧めします。またフッ素入り歯磨き粉は虫歯予防に効果的です。


●磨き方
 歯ブラシを鉛筆と同じように持ち、歯の表面を磨く時は、毛先を歯の面に直角に当てて、一本の歯につき十回以上小刻みに動かして(二百〜三百cの圧力で)磨きましょう。
 歯周ポケットを磨く時は、歯と歯茎の境目に歯ブラシを四十五度に当てて、小刻みに動かしましょう。

 歯と歯の間を磨く場合、補助的用具として、歯間ブラシやデンタルフロスの併用をお勧めします。

 入れ歯が入っている場合は、必ず外して入れ歯もよく洗いましょう。

 歯磨きをすることによって、虫歯予防だけではなく、歯周病予防、お口の中の細菌の低減(誤嚥性肺炎等の全身疾患の予防)、口臭の除去、唾液分泌の促進などの効果もあります。

 できる限り毎食後、もしくは一日一回、五〜十分以上かけて、しっかり歯を磨く習慣をつけ、お口の中も健康に保っていきましょう。
 上越総合病院  歯科衛生士 近藤奈美子