手術をして1年4カ月になります。お陰さまで順調に過ごさせていただき感謝しています。今思えば私は、胃は丈夫なほうではありませんでした。心配事などちょっとした事でも胃の具合が悪くなったり、今回の場合も、3年位前から胃の真ん中に潰瘍ができていたのです。薬を飲んで良くなったりはしていたのですが、完全に治りきれずに、少し体が痩せてきたような気がしてはいました。
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昨年の1月の末頃に、急に胃が痛くなり、ちょうど妹が電話をしてきたので話しをしたら「胃カメラを撮らなければダメだ! 早いほうがいいよ」とのことで、早速地元の医院に行き、カメラを撮ってもらいました。その結果、先生に「悪性、がんだから」とハッキリ言われ、ショックが大きく、血の気がスーッと引くのがわかりました。いろんな事が頭の中を駆け巡りましたが、現実を受け止めて、村上総合病院の紹介状をもらって、診察を受け「病名は胃がんです」と告げられました。覚悟はしていたのですが、大変な病気だと思いながらも泣いてはいられないし、泣けば負けるような気がして、涙は出さないことにしました。負けてたまるかの根性で、頑張ろう!と…。
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3月8日に手術をしました。手術が終って病室に戻り麻酔がさめた時、弟から「悪い所は全部取れたし、早くて良かったと先生が言ったョ」と聞かされました。その時私は「ああ生きられる、良かった。妹に助けられた」と喜びました。手術後の回復も順調で、2週間位で退院することができ、その後、抗がん剤治療の闘いが始まりました。飲み薬で副作用に苦しみ、つらいものでした。飲み薬は全部合わなくて、体重が5`も減りましたが、その後体調を整えて、8月から点滴の治療に変えました。これがありがたく、体に合いまして、手術後、半年治療が遅れましたけど、1年間順調に点滴の治療を受けさせてもらいました。七月に終ることができるようです。これも主治医の「頑張りましょう」の一言一言が励みになりました。ありがとうございます。
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私は趣味で、カラオケの会に入っているお陰で仲間たちが応援してくれ、友達、親戚、周りの人にも「大丈夫、頑張れ」など言葉をかけてもらい、見舞ってくれて本当にありがたく、感謝しています。これから家族に心配をかけないよう精進して、先を見ながら希望を持ち、頑張ろうと思います。
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