四年に一度の同窓会、幹事という役目を務め、あいさつを終え、席に着いた瞬間、体に大きな異変を感じました。右半身が全体的に重たく、右足はあぐらをかいていられなくなり、気が付くと一人では立ち上がれない状態になっていました。

 同級生たちが心配する中、救急車で近くの病院へと運ばれ、そこで「脳出血」と診断されました。その後、地元の病院へ転院し、検査とリハビリを経て、退院となりました。
ご出身は
 病院でのリハビリだけではもの足りず、もっとリハビリをしてよくなりたいという強い気持ちから、介護老人保健施設(デイケア)へ通い、リハビリを受けることとなりました。初めは四点杖での歩行も不安定な状態で、少しの段差に歩きづらさを感じていました。しかし、リハビリの先生のアドバイスを受けながら、徐々に四点杖から一本杖での歩行へ、そして今では平らなところであれば、何も持たずに歩行できるほどに回復しました。
ご出身は
 また、デイケアでは昔の親友との思いがけない再会や、様々な病を抱えながらも一生懸命に生きている方々、リハビリの先生をはじめ、元気付けてくれるスタッフの皆さんとの出会いがありました。病気になったことであらためて、こうした出会いや今まで当たり前だと思っていたことに対して感謝の気持ちを感じています。
ご出身は
 私自身、若い頃に仕事で惣菜を作って店に卸していたという経験もあり、今では妻のために料理をふるまうこともあります。少しずつですが、自分のできることを見つけながら、これからも妻と二人、ともに乗り切っていけたらと思っています。そして、できれば、妻を連れて小さな旅行へ行くこと…それが今の私にとっての目標です。
ご出身は
 最後に、家族をはじめ、私を取り巻くすべての方々のおかげで自分は今こうして生かされているのだということを深く感じています。この場をお借りして、心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。