佐渡総合病院は、佐渡両津港から車で約二十分の島のほぼ中央に位置し、国仲平野を一望できる場所にあります=写真。


ご出身は
 前身の保証責任利用組合佐渡病院は、昭和10年に診療科3科・38床で創設されました。 

 現在は診療科22科・病床数422床の総合病院となり、一日千人を超える方が通院され、毎月延べ二千人の方が人工透析治療を受けています。また、島内の救急搬送の約80%と時間外診療の約75%を受け入れ、救急告示病院の役割を担っています。

 昭和58年にへき地中核病院の指定を受け、川茂・静平地区の巡回診療開始、さど訪問看護ステーション開所、地域保健福祉センター設置など地域に密着した医療に取り組んでいます。


ご出身は
 現在の病院は昭和43年に建設され(その後一部増築)、平成23年4月には新築移転の予定です。老朽化や狭さを解消し、島民のニーズに対応したわかりやすい病院、かかりやすい病院を目指しています。

 来院される皆様から要望の多い、待ち時間の短縮に関しては予約制を設け解消に努めていますが、新病院ではより待ち時間を短く、また快適に過ごして頂けるよう検討しています。駐車場の整備については、千二百台収容可能なスペースを確保する予定です。

 さらに、@災害拠点病院としてヘリポートの設置(18年度のヘリ搬送件数十七件)、A急性期治療と高度専門治療のための集中治療室の設置、B医療ネットワークの要として地域医療部の新設、C健康管理活動の充実のため健康管理センターの併設、D看護スタッフ育成のための佐渡看護専門学校の規模拡大と併設―などが構想に挙がっています。


ご出身は
 離島というあらゆる制約を受ける状況ですが、地域の皆様とともにより充実した医療サービスを提供できるやさしい病院を目標に取り組みます。


 地域保健福祉センター 畑中 将彦