「お花屋さん」と言うとSMAP(スマップ)の「世界に一つだけの花」を思い出します。“小さい花や大きな花、一つとして同じものはないから…”。
病院にも素敵なお花屋さんがあります。中央エレベーターの目の前に、小さなお店ながら、溢れんばかりの色とりどりのお花が胸をはって咲き誇っています。普通のお花屋さんと病院のお花屋さんとでは、何か違いはあるのでしょうか? そんな素朴な疑問から取材をしてみました。
香りのきつくない花、優しい温かみのある色の花・オレンジや黄色、ピンクといった花を並べているとの事です。お見舞いにこられたお客様からは、アレンジフラワーの注文が多いそうです。花瓶にお花…ドラマの中では定番ですが、花瓶を持って入院される方はほとんどいませんので、花瓶をセットにしてお勧めする場合もあるそうです。
患者さんが直接お店に足を運んで下さる事も多い様です。ただ気晴らしにお店を訪れる方にも声を掛け、花の種類の説明や、季節を感じとっていただけるお話をするそうです。お店が心の安らぎの場になるだけでも幸いと笑顔で語って頂きました。
花を贈られる方の年齢や病状も様々です。そして花を贈る方の思いもまたそれぞれです。同じ花をアレンジするにも、お客さんや患者さんの事を考えながら丹念に活けている姿に、病院にあるお花屋さんながらの優しさを感じました。
「世界に一つだけの花」を作り出す病院の中のお花屋さんに是非立ち寄ってみてください。
|