冬は、暖房器具として炬燵を使われるご家庭が多いのでは? 現在、主流になっているのは「電気炬燵」。実はこの電気炬燵にも思わぬ効用があります。

 たとえば遠赤外線のもの。これは、体を温めるだけでなく打ち身などの傷や、皮下出血を伴う打撲には(受傷直後や炎症性でないもの)血行を促進、吸収を早めます。また、腸の動きが鈍い人などには蠕動を促すなどの効果があります。只、とても気持ちがいいのですが、炬燵で寝るのは、あまりおすすめできません。特にお年寄りと赤ちゃんには要注意。長時間、高い温度のこたつに入っていますと、知らないうちに「脱水状態」になってぐったりすることがあるのです。又、汗をかいてそのままでいると体が冷え、風邪をひくもとにもなります。

 お年寄りのおられる家庭では、炬燵布団で足がつまずきやすいので注意が必要ですが、日本の文化「炬燵」を大いに利用して、家族みんなで集まって、楽しく暖かく冬を乗り切ってください。