ご出身は
 長岡の中央綜合病院が新しい地にオープンしたのは、平成17年10月1日と記憶しています。私は、その翌月の11月25日に変形性股関節症の手術の為に入院致しました。部屋は、六階東病棟の610号室でした。出来たてほやほやのピカピカで、どこかのホテルの様に立派な個室でした。次の日から色々な検査を受け、12月2日の午後、手術をする事に決定致しました。
ご出身は
 当日は、生まれて始めての大手術で、新しく広い立派な手術室へベッドに乗せられ運ばれました。心配と不安と心細さで、もうこの世とおさらばしなければ良いのだがと思ううちに麻酔が効き始め、もう何も分かりません。3時間後、「和田さん、無事に終わりましたよ。大成功ですよ。」と言われて目を覚ますと看護師の顔がそこにありました。ベッドに乗せられ6階に戻ると、長男と家内が待っていて笑顔で迎えてくれました。その時の嬉しかった事、生きる事の尊さを実感しました。
ご出身は
 しかし、その後の12時間は、誠に大変な苦痛が待っていました。手術した右足が動かない様に、両足の真ん中に枕の様な物を入れ、ベッドに縛りつけられました。眠りたくとも眠れず、化石のようにジッとしているので、腰や脚が痛くなり、まるでゴウモンを受けている様でした。翌日の昼頃より、徐々に拘束もゆるめられ、少しは脚が動かせる様になり、楽になりました。手術後の苦痛を乗り越え、一日毎に楽になり、眠れる様にもなりました。
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 2日目くらいから、ベッドの上に起き、水を飲んだりして、徐々に元の生活に戻りつつありました。抜糸をし、車椅子に乗り、歩行器になり、松葉杖から一本杖を経て、37日目の12月31日にようやく退院となりました。
 その間、昼も夜もなく、温かく親切に接してくれた大勢の看護師さんや担当して頂いた遠藤先生、戸内先生にお別れして、我が家に帰りました。もしも再度入院するのなら、ホテルの様な長岡中央綜合病院と決めております。優しくて、可愛い看護師さん、どうもありがとう。