インフルエンザの流行の時期とピークはその年によって異なりますが、毎年十一月下旬から12月上旬ごろに発生し、翌年の1〜3月頃にその数は増加し、4〜5月にかけて減少していくというパターンが多いようです。 インフルエンザはインフルエンザにかかった人の咳やくしゃみ、つばなど飛沫とともに放出されたウィルスを、鼻腔焼気管な気道に吸入することによって感染します。流行時に、うがいや手洗いを励行すること、外出時にはマスクを着用することも予防としては有効ですが、流行前にワクチン接種を行うことも有効といえます。
 特に抵抗力の弱い高齢者や乳幼児、慢性疾患を持っている方は、ワクチン接種を行うことで、万が一インフルエンザにかかったときでも重症化を防止できるとも言われています。
 ワクチンの接種によって、個人差はありますがその効果が現れるまで約二週間ほどかかり、約五カ月間その効果が持続するといわれております。流行時期を考えて、12月上旬までには予防接種を受けておくことをお勧めします。
 ワクチンの接種において、各自治体によって期間や費用が異なります。かかりつけの医療機関や、近くの保健所などにご相談ください。
 早めの備えで、冬を上手に乗り越えたいものですね。
(記事/山岸)