7月、魚沼病院に新潟大学医歯学総合病院と魚沼病院とをつなぐ、地域支援テレビシステムが導入されました。 これは新潟大学医歯学総合病院が取り組んでいる、中越地震における医療支援活動から学びえた、地域医療における総合医療チームを担う医療人の育成、またその地域医療を担う医師が定着できるような支援体制の構築を目指したプログラム「中越地震に学ぶ赤ひげチーム医療人の育成」の一環として行われたものです。
 大学病院の検討室と魚沼病院のような地域医療病院とをこのテレビシステムで結びつけることで、診療録やX線フィルム等を通し活発な意見交換を行うことでよりよい医療を提供できます。また、地域医療を支える総合医療チームも力も向上し、その地域への医療人の定着をももたらすとも考えられます。
 県内には離島や豪雪地帯といった広域の医療過疎地域が多く存在します。こういった地域への医療の充実という点でも、今回のテレビシステムの導入は大きな一歩といえるのではないでしょうか。
 (記事/山岸)