日に日に夏が近くに感じられるこの季節にぴったりのドクター、小出先生にインタビューしました。
ご出身は
 下手の横好きですが、キャリアだけは30年近くになります。現在は、全長8メートルのヨットに乗っています。小さな船ですが、キャビンのほか、キッチンとトイレが付いていますので、一応は海上で生活することができます。

 シーズンには、佐渡や粟島に遠出して、美しい日本海で楽しく遊ばせてもらってます。海上で急に天候が悪化し、何度かオソロシイ目にも会いました。しかし何度そういう目にあっても「悪女の深情け」とでもいうんでしょうか、ある時はとても優しく、またある時はとても凶暴な海というものの魅力から逃れることができないでいます。惚れちゃってるんですね、海に。海はいいですね。
ご出身は
 村上総合病院に脳外科が開設されると同時に赴任しました。当初は一人医長でしたが、清水春夫院長をはじめ職員の皆さんが大変な協力態勢をしいてくださって、徐々に症例数が伸び、今は脳外科医三人で診療を行っています。現在、年間入院患者数は約500名、年間手術件数は約100件です。新潟県最北の脳外科施設として、一応の形にはなったかなと思っています。
ご出身は
 「新臨床研修制度」のあおりですが、特に地方の病院で脳外科の勤務医の数が減少しています。困った問題です。今の状況が今後も続くと、地方の住民はこれまでのように、日本の脳外科の優れた技術的恩恵に浴することができなくなります。早急に何らかの対策を講ずる必要がありますね。待遇の改善をはじめとする、地方の病院に勤務医を定着させるための具体的な方策を早急に検討し、実行に移すことが急務だと思います。
ご出身は
 血管内治療をはじめとして、脳外科の診療技術の進歩は急速です。村上総合病院脳外科としても、常日頃からアップ・トウ・デイト(最新)な診療技術を不断に取り込んで、第一級の診療レベルを保ってゆきたいと考えています。それが地域に対する責任でもあるでしょう。
ご出身は
 リタイヤは当面考えていませんが、いずれ病院を辞めた後はヨット三昧な生活をしたいですね。さしあたりは日本一周かな。奄美や沖縄など南国の島々もいいですが、利尻、礼文など北海道の島々にも憧れますね。その時に備えて、毎日10キロほどのロードワークは必ず行って足腰を鍛えています。
(取材/小林)
ご出身は
 患者さん・家族からの信頼も厚く、スタッフへのねぎらいの言葉を欠かさない先生です。時には叱咤激励したり、「大丈夫」と勇気づけてくれます。その時に見せる笑顔に励まされます。